利酒ライターの肝機能向上トレーニング

お酒を中心に世界が回っています(※二日酔いでなく)。

酔っぱらいのあいうえお

com05.jpg

お食事中の方はすみませんでした。
こんなの描きましたが人前で吐いたことはほとんどありません。
※人がいないところではめっちゃ吐いてます。



お酒でつぶれたことは3度しかない、と言い張っているのですが、年を経るにつれて頻繁にひどい酔っぱらい方をするようになり、気にならなくなっただけのことかもしれません。
しかし、苦手なお酒はどんどん減っていっているように思います。



それまで一度もつぶれたことがない、と豪語していたわたしが、初めて前後不覚になるほど酔っぱらった原因は、学生時代に某ファミレスで飲んだ白ワインでした。
たぶん、飲みやすくてパカパカ飲んでしまったせいだと思うのですが、醸造酒(※1)ってそれ自体のアルコール度数が低いからこそたくさん飲んでしまい、その後蓄積されたアルコールによる時間差攻撃がすごい気がする。
これ以来しばらくは、シャンパンの香りを嗅ぐだけでも気持ち悪くなっていたんですが、いつの間にか克服していました。赤ワインのほうが好きだけれど。



そのあと大惨事を引き起こしたのは、これまた学生時代のクリスマスパーティのこと。
当時は姉と二人暮らしをしていたのですが、その晩は姉にお願いして外出してもらい、友人を招いて我が家でパーティを開催しました。
そろそろ日付も変わるころ、誰かがカラオケに行きたいと言い出したので、食べ物や飲み物を片付けることになったわたしたち。
そのとき、友人がみんなのコップに余っていたお酒を処分しようと、テキーラ、ウォッカ、ウイスキーなどありとあらゆるアルコールをひとつのコップに流し込んでいました。
ところが、これが最後「午○の紅茶 ミルクティー」を流し込んだことにより、まごうかたなき「午○の紅茶 ミルクティー」のヴィジュアルへと変化したのです。
友人が飲み残しを処分するためにまとめていたと知らなかったわたしは、

「結構酔っぱらっちゃったからノンアルコールが飲みたいな…あ、こんなところにミルクティーがある!」

とそのロングアイランドアイスティー(※2)よりも危険なニセアフタヌーンミルクティーをあろうことか一気飲み。
…なんか変な味したな…と思ったわたしの耳に届く友人の絶叫。
平気平気、と言いながらみんなをカラオケに誘導するも、だんだんと視界がドロドロに溶けてゆく…。
わたしはカラオケには行けなさそう、と引き返し、玄関の前に立つも、暗証番号式の鍵に入力すべき数字が思い出せない。
呂律が回らないまま姉に電話をし、なんとかドアを開け——

というところまでで記憶が途切れ、気がつけば家の中、友人たちに生暖かく見守られながら横たわっていました。
その後のことは鮮明に覚えていますがあまり思い出したくありません…
帰ってきた姉は息も絶え絶えのわたしになんの労りの言葉もかけず、生ゴミでも見るような冷たい表情で、胃液のにおいが消えるまで床を掃除をしつくせと命じ、消臭剤とオシャレなルームフレグランスを買いに家を出てゆきました。
胃薬を飲んでは胃薬を吐き、水を飲んでは水を吐き、ときに布団に身を横たえながら、ゴシゴシと床を磨くわたし。
体液のにおいってほんとうにすごい。みなさん、酔っぱらってオートするひとに遭遇したとき、髪の毛だけは死守してください。(髪の毛に付着したにおいはなかなか取れません)



それ以来、そのニセアフタヌーンミルクティーの中でも最も分量が多かったとおぼしきウイスキーのにおいを嗅ぐたびに悪夢が呼び起こされていたのですが、これもつい先日克服しました。
「ウイスキーが苦手です!」
と言うのを聞いた知人の方に、
「ウイスキーのおいしさを知るために、ウイスキーツアーをしましょう」
と誘われ、神楽坂のバーを飲み歩き一晩で10杯のスコッチ・ウイスキーを飲んだら克服できました。
翌朝ちっとも残らなかったし良いお酒ってほんといくら飲んでも酔わないわ〜♥︎(←酒飲みの理論その1)
いまとなってはウイスキーは日本酒の次に大好きなお酒です。中でもだいたいスコッチしか飲まないという、嫌な舌を持っていますが…。
ウイスキーについてのお役立ちネタもそのうち書きますね。



苦手だと思っているお酒も、質の良いものを、正しく飲めば好きになれたりするものです。
何度もつぶれて何度も後悔するのではなく、自分なりの「失敗しない術」を身につけられるようになれば良いですよね。
わたしの場合は、飲む順番(醸造酒→蒸留酒)と飲み方(あまりたくさんの種類を飲まない)に気を付ければ量をたくさん飲んでもほとんど失敗しません。

わたしが資格を持っているのは日本酒だけですが、基本的にはどんなお酒も大好きです。
いま苦手だと言っているのは3度めにつぶれた「マッコリ」ただひとつなんですが、これもそのうち克服できるのかも。



そういえば、お酒の失敗談といえば、こんな本があります。
いろいろな女性作家がお酒にまつわる失敗談(?)を綴ったエッセイ集。
中でも三浦しをんの話は三浦一族のキャラクターがイキイキしていて愉快極まりなく、角田光代の話は酒好きなら誰でも共感してしまう理論が展開されていて、オススメです。



※1 醸造酒…果実や穀物を発酵させてつくるお酒。日本酒、ワイン、ビールなど。

※2 ロングアイランドアイスティー…ラム、ウォッカ、テキーラ、ジンなどのお酒にコーラを混ぜるとアイスティーみたいな味になった〜♪という、そんならアイスティー飲めやって感じのカクテル。材料からもわかるようにアルコール度数が高く、女の子を酔わせてお持ち帰りするために愛用されているとかなんとか。