利酒ライターの肝機能向上トレーニング

お酒を中心に世界が回っています(※二日酔いでなく)。

酒造好適米擬人化計画

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日本酒が何からできているのか、知っていますか?
そうですね、お米とお水ですね。

日本酒の材料には、多くの場合「酒造好適米」と言われる日本酒用のお米が使われています。
わたしたちが普段炊いて食べているお米と比較して、
・でかい
・外はガチガチ中はふんわり
という性質があるんですが、これらは日本酒を造るためにとても大切な特徴です。

酒造好適米にはいくつか種類があります。
では、お米によってお酒の味って変わるのでしょうか?

答えはYESでもあり、NOでもあります。
日本酒はさまざまな要素を組み合わせて造られるため、お米の種類だけでは味が決まりません。
ただ、お米によってそのお酒に“傾向”が生まれるのは確かです。
その傾向とは、どんなものなのでしょうか?

…なんだかマジメクサくてちょっと退屈になってきましたね。
というわけで、少しでもテンションを上げるために、代表的な酒造好適米を女の子に擬人化しながら説明したいと思います。



エントリーNo.1
山田錦ちゃん
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兵庫県出身、言わずとしれた酒造好適米の代表格。
どうして世の中には彼女を使ったお酒がこんなにも多いのか!?
それはズバリ、彼女が超優等生だから。
バランス感覚が良く、杜氏さんたちの言うことを真面目に聞いてくれる彼女は、どんなタイプのお酒にでも柔軟に変身してくれるのだ。

そんな彼女の悩みは、器用貧乏なところ。
クラスのみんなが、「彼女、優等生だけど個性がなくてちょっとツマンナイよね」と陰口を叩いていることに気づいているのだ…。
負けるな山田錦ちゃん!平凡だけれどマジメな君に、日本酒業界は支えられているのだ!



エントリーNo.2
五百万石さん
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新潟県出身、北陸のお酒といえば彼女が使われていることが多い。
雪国の出身とあって、とってもクールガール
彼女で造ったお酒は淡麗でスッキリ、のどごしも抜群。
日本海の繊細な味わいの魚たちと相性ピッタリだ。

そんな五百万石さんは、とてもせっかち
熟成させようとほったらかしにしていると機嫌を損ねて美味しくなくなってしまうので、新鮮なうちにさっさと飲むことをオススメする。



エントリーNo.3
雄町姐さん
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岡山県出身、ちょっぴりふくよかなセクシー熟女。
五百万石ちゃんとは逆に、彼女は大器晩成型
すぐに飲むのではなく、じっくりと熟成することでたっぷりとした旨みが生まれるのだ。
学生時代はおとなしくて目立たなかったアイツが、同窓会で久しぶりに会ったら色気ムンムンのお姉さまになっていた…という感じだ。

そんな酸いも甘いも噛み分けた大人のオンナである雄町姐さん、実はいろいろな酒造好適米の親でもある。
スナックのママ風に書いてみたが、実際のところ、いろんなお米の“ママ”なのだ。



エントリーNo.4
美山錦たん
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長野県出身。
北陸と東北のお米を交配している最中、突然変異によって生まれたという不思議ちゃん。
彼女のお酒はとても女性的
なで肩でふんわりとした口当たりの、まさにゆるふわ系だ。

ちなみに上記の長野弁は「たくさん飲んでくださいね~」という意味にしたかったんですが、間違っていたらごめんなさい。



以上、代表的な4つのお米の特徴を説明しましたが、先ほども述べたように、彼女たちだけで味が決まることはありません。
彼女たちは酵母や酛、作り方などによってさまざまなかたちに変身を遂げます。
ふんわり女の子らしい美山錦ちゃんが、いろいろなアイテムをゲットして変身した結果、ガチムチマッチョな雄々しい味わいのお酒に変身することだってあるのです!



品種改良が進み、彼女たち以外にも新たな酒造好適米が続々登場している昨今(まるで某キュアのようですね)。
ただのお米だった彼女たちが、蔵の中でどんな杜氏さんたちと出会い、どんなアイテムをゲットし、どんな敵と闘い、最終的にどんなお酒に変身するのか…。
これからお酒を飲むときは、そんな彼女たちのストーリーにぜひとも想いを馳せてみてください。
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