利酒ライターの肝機能向上トレーニング

お酒を中心に世界が回っています(※二日酔いでなく)。

連載再録②/悪酔いしたことがある人は必見! 日本酒でつぶれないために知っておきたい3つのこと

以前、日本酒の連載をさせていただいていた女性向け情報メディア「オモタノ」さんに
掲載させていただいた記事を加筆・修正のうえ、ブログに再掲させていただきます。
(担当さんから許可はいただいております)

第二弾は「悪酔いしたことがある人は必見! 日本酒でつぶれないために知っておきたい3つのこと」


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あなたは、日本酒が好きですか?
日本酒についてお仕事をしていると、ときどき「私は日本酒が苦手で……」と申し訳なさそうに言われることがあります。
理由はさまざまですが、「日本酒を飲むと気分が悪くなってしまう」という回答がほとんど。

世間では、“日本酒=悪酔いするお酒”というイメージを持つ人が多いようです。
そこで今回は、「日本酒を飲んで気分が悪くなる人」と「ならない人」の境目を見つけるため、男女150名にアンケートを実施。
まず、日本酒を飲んで気分が悪くなったことがある人はどれくらいいるのでしょうか?

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結果、7割もの人が「日本酒を飲んで気分が悪くなったことがある」と回答。
こんなにたくさんの人が悪酔いをしたことがあるなら、“日本酒=悪酔いするお酒”というイメージを持たれてしまってもおかしくないかもしれませんね。



日本酒で悪酔いをする人は、「日本酒は私の体質に合っていない」と考えているのではないでしょうか。
しかし、必ずしもそうとは限りません。
日本酒で酔ってしまう人は、“体質”よりも“飲み方”に原因がある場合が多いのです。
ここからは、アンケートの回答をもとに“あなたがなぜ日本酒で悪酔いしてしまうのか”を見ていきましょう。



【原因1】よくないお酒のトラウマが残っている
日本酒が苦手な人の中には、「初めに飲んだ日本酒で失敗したから、それ以来飲んでいない」という人も少なくないようです。
そこで、日本酒で気分が悪くなった経験がある人に、初めて飲んだ日本酒について質問してみました。

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最も多かったのが、36%の「学生時代にコンパで飲んだ」という回答です。

今となっては、居酒屋のチェーン店にも有名蔵元のお酒が置かれていますが、かつて学生の行く居酒屋で飲める日本酒といえば、安さを優先したクオリティの低い商品がほとんどでした。
これらの日本酒は、含まれる醸造アルコールの割合が高かったり、甘味料などの添加物を加えたりしていることが多いのです。
つまり、悪酔いを引き起こす要素が多いということ。

「大学生のとき、飲み会の罰ゲームといえば日本酒の一気飲みでした!」(20代・女性)
「コンパで先輩に無理矢理大量に飲まされました……」(30代・男性)

しかも、こんなよくない飲み方をしては、悪酔いしてしまうのも当たり前です!



【原因2】日本酒を一度にたくさん飲み過ぎている
続いて、一晩に飲むお酒の量を聞いてみました。

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どちらもトップは「3、4杯」ですが、日本酒で気分が悪くなったことがある人のうち「5杯以上飲む」という人は45%。日本酒で気分が悪くなったことがない人の倍の割合となっています。

さらに、一晩に何種類ものお酒を飲む「ちゃんぽん」をしたことがあるかを尋ねてみたところ、日本酒で気分が悪くなったことがある人は9割が「する」と回答しました。

日本酒で悪酔いをしたことがある人は、そもそもお酒を飲みすぎているのかもしれません。
何を隠そう、日本酒はグイグイ飲むお酒には適していないのです。
その理由は主に2つあります。

① 日本酒はアルコール度数が高い!
日本酒の平均アルコール度数は約15度。高いものでは、20度前後のものもあります。
つまり、アルコール度数が5度程度のビールやサワーと同じようにガブガブ飲んでいると大変なことになってしまうのです。
日本酒は優しい味わいで口当たりが良いため、思わずたくさん飲んでしまいそうになるのでしょう。

② 日本酒は味が複雑
日本酒を飲んで酔っぱらってしまう人の中に、「焼酎のほうが度数が高いのに、飲んでも酔わない」という人がいるのではないでしょうか。
焼酎は「蒸留酒」という種類のお酒で、つくられる過程でいろいろな成分が取り除かれていきます。
一方、日本酒やワインなど「醸造酒」と呼ばれるお酒は、焼酎にはない成分がたくさん残っています。これらの成分が、旨みたっぷりな味わいを生み出しますが、この成分が多いほど、肝臓は消化をするのが大変になるのです。



【原因3】水を飲んでいない
日本酒の飲み方を知っている人は、お酒と一緒に「やわらぎ水」と呼ばれる水を飲んでいます。

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アンケートでは、日本酒で悪酔いをしたことがある人もない人も、「日本酒を飲むとき水を飲む」という人は半数程度に留まりました。
先ほども説明したとおり、日本酒はアルコール度数が高く、味わいが複雑。
水で割る代わりにお酒と同量程度の水を飲むことで、体内のアルコール度数を中和させ、肝臓の負担を減らすことが大切です。



いかがでしたか? 自分が日本酒を飲んで酔っぱらってしまう原因がわかったのではないでしょうか。
日本酒を飲んで悪酔いしないためには、じっくりと時間をかけて、味わいながら飲むこと。
自分の飲み方をきちんと見つめ、正しい飲み方を知ることが、楽しいお酒生活へとつながります。
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連載再録①/ちょっとの工夫で大変身! 日本酒がおいしくなる3つのワザ

以前、日本酒の連載をさせていただいていた女性向け情報メディア「オモタノ」さんが閉鎖となったため、
掲載させていただいた記事を加筆・修正のうえ、ブログに再掲させていただきます。
(担当さんから許可はいただいております)

第一弾は「ちょっとの工夫で大変身! 日本酒がおいしくなる3つのワザ」


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お米とお水からつくられた、日本生まれのお酒・日本酒。
フルーティーで優しい味わいから、近年は女性のファンも増えていますね。
日本酒を嗜んでこそ、この国の文化をキチンと理解したオトナの大和撫子になれるというものではないでしょうか?

酒屋や居酒屋へ行くと、全国から集まった数えきれないほどの日本酒が並んでいます。
もちろん、味わいは千差万別。飲んでみると、中には「このお酒、私の口にはちょっと合わないかも……」と感じてしまうものもあるでしょう。

ところが、どんな日本酒でも必ずおいしく飲める方法があるんです!
今回は、“口に合わない日本酒”がおいしく飲めるようになる3つの裏ワザをご紹介します。

①氷を入れる
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日本酒のスタンダードな飲み方といえばストレート。
ロックで飲むと聞くと、ビックリするかもしれません。
氷を入れることによってお酒が冷えたり、溶け出した水と混ざったりすることで、味わいがぐっと変化するのです。

最近はロック専用の日本酒なども販売されていますが、どんな日本酒でもチャレンジする価値はアリ。
試しにひとかけら、ポトンと落としてみてください。
焼酎のように濃い味わいのものはもちろんですが、「ちょっとクセがある」くらいのお酒に入れると、まろやかで飲みやすい味になることが多いのでオススメです。

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②おつまみを変える
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お酒にピッタリの食べ合わせのことを「マリアージュ」などと言いますが、日本酒は一緒に食べるものによって味わいが大きく変化します。
お刺身と合わせるとあまりおいしくなかったお酒が、唐揚げと合わせたらおいしくなった!なんてこともあるのです。

そのお酒にどんなおつまみが合うかを調べるために使えるのが調味料
醤油、塩、酢、味噌、ゴマ油などを用意し、スプーンなどでペロっと舐めたあとに、お酒を口に含んでみてください。
塩に合うお酒はさっぱりとしたおつまみ、ゴマ油に合うお酒は揚げものもOK……という風に食べ合わせを考えていくとよいでしょう。

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③器を変える
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日本酒は一緒に食べる料理だけでなく、グラスの形によっても味わいがガラッと変わってしまいます。

飲み比べにオススメしたいのがこちら、カネコ小兵の酒器「一献盃」。ご覧のように、形の違う4種類の盃がセットになっています。
縦長の器はお酒が喉に直接届きやすいから、スッキリ飲める。
ラッパ型の器は香りが広がるから、華やかな味わいになる……
と、同じお酒でも器によって風味が変化することが体感できるユニークな酒器です。
また、器によって合う日本酒のタイプも異なるため、どんなお酒をおいしいと感じるのか、自分の好みを診断するのにも役立ちますよ。



日本酒は繊細で不思議な飲み物。飲み方を少し工夫するだけで、味わいが大きく変化します。
あなたの「口に合わない」お酒は、決して「まずい」お酒ではありません。
全国各地に存在する数えきれないほどの日本酒から自分好みのお酒を見つけ出すために大切なのは、それぞれのお酒が力を発揮できる“舞台”を用意してあげること。
どんなお酒にも、必ずキラキラ輝ける舞台があるのです。
それが温度なのか、食べ物なのか、器なのか……。
ゲーム感覚で楽しみながら、ぜひ自分の舌と鼻で確かめてみてください!

「二日酔いのプロ」が伝授!?お酒のおともといえばコレ!

唎酒師というと、お酒を清く正しく美しく飲むイメージがあるかもしれません。
しかし、わたくしは、やはり酔っぱらうのが大好きです。
もちろんひとに迷惑をかけてはいけませんが、お酒は頭ではなく身体で飲むものだ、と思っています。

以前、こちらの記事でいくつかのエピソードについて書きましたが、
「わたしはむしろ、二日酔いになりたくてお酒を飲んでいるのでは?」
と思ってしまうくらい、二日酔いに悩まされている時期がありました(もちろん、そんなはずはないのですが)。

そんな「二日酔いのプロ」(!?)であるわたくしですが、最近は、そこまで苦しまなくなったように思います。
それは、どんなお酒を飲み、どんなお酒を避ければ二日酔いにならずに済むかを身体が学んだから、というのもあるのですが、やはりお薬に助けられている部分も多いです。

あんまり広告のようなことはしたくないのですが、(特にアフィリエイトのようなこともしていないので……)
数多の歴戦を乗り越えて「コレはいいぞ!」と思ったものを少しご紹介させていただきます。

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オススメした友人のリピート率約80%!とかなりの好評を得ているのが
エスエス製薬「ハイチオールCプラス」

これについては先日、知り合いのパチンコライター・奈良崎コロスケさんがご自身のコラムでわたしのお名前を出して紹介してくださいました(奈良崎さん、ありがとうございます!)。
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※「ぱちんこオリ術メガMIX」(ガイドワークス)より

シミやそばかすによいL-システインという成分が、アルコールのアセトアルデヒドに直接作用するのだとか。
肝臓や胃腸を強くする、というと個人差が大きいように思いますが、アルコールに直接働きかけるからこそ多くの人に「なんかいい感じだぞ!」と思わせることができるのかもしれませんね。

わたしはお酒を飲む前に飲んでいますが、飲んだ後も合わせて2回飲む(お酒を挟んで飲む)とさらによいのだそうです。



また、昨年くらいから愛飲しているのが、田辺三菱製薬「ウルソ」
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これはハイチオールとは違って胃腸に作用する薬なのですが、お医者さんの友人にこの薬よかったよ、と伝えたところ「医者の間では常識だよ」と言われたくらい、業界では鉄板のお薬であるよう。
わたしはベロンベロンの状態で服用した際、翌朝まったく気持ち悪くならなかった、ということもありました。

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以上、オススメのお薬のご紹介でした。
もちろん、「コレを飲んでいれば絶対に二日酔い知らず!」なんてことは決してなく、そのときどきの体調や飲んだお酒のラインナップによって「今回はダメだった……」ということもあるので、飲み方にはくれぐれもご注意くださいね。

お酒のおいしさを伝える唎酒師がなぜこんな話まで?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
・気持ち悪くならない程度に飲む
・ひとさまに迷惑をかけないように飲む
ということは、お酒をおいしく味わううえでとても大切なことです。

ちなみに、「日本酒を飲むとなぜつぶれるのか?」というネタについても
過去に書いておりますので、ご興味のある方はこちらをご参照ください!

野菜×日本酒のペアリング

またしてもかなりご無沙汰になってしまいました。
ブログをなかなか書けていませんが、生きています&お酒のお仕事もしております。

わたしがお酒セレクトなども手がけている新宿のバー「Bar TIPPLE」にて、2月18日に「野菜×日本酒のペアリング」イベントを開催させていただきました。
野菜の語り部・廣本直樹さんの野菜料理6品(前菜、魚料理、肉料理などフルコース!)それぞれにピッタリのお酒を提供させていただくというもの。
11月に第一回目を行ったのですが、ご好評につき、第二弾を開催させていただく運びとなりました(^^)

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今回のラインナップは、
・冷前菜:世界最強?真冬のカラフルトマト×川中島 純米にごり酒(長野県・酒千蔵野)
・温前菜:富士山麓のおでんだいこんde 静岡おでん×酒屋八兵衛 山廃純米(三重県・元坂酒造)
・魚料理:メカジキマグロと早出し山菜のグリル×瀧自慢 辛口純米「はやせ」(三重県・瀧自慢酒造)
・肉料理:松波キャベツと豚バラ肉のペペロンチーノ×小左衛門 雄町 純米吟醸(岐阜県・中島醸造)
・お食事:漢方未来米コシヒカリ玄米合わせ炊き&郡山の芋煮汁×臥龍梅 純米(静岡県・三和酒造)
・デザート:大七の酒粕クリーミーブランマンジェ×黒松「翁」純米秘蔵古酒2001(三重県・森本仙右衛門商店)
となりました。

ただし、もちろんそれぞれのお酒のよさは伝えるのですが、「食事に合わせると料理/お酒がおいしくなるとはどういうメカニズムなのか?」というロジックを解説しながら、「固有名詞に頼らないお酒の飲み方」をレクチャーさせていただきました。
たとえば「川中島 純米にごり酒」は、トマトの酸味と合わせるため、酸味が引き立つぬる燗にして提供。「にごり酒を燗で飲むのは初めて!」という声も聞こえましたよ〜。

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パンフレットのネタも取り入れながら、おいしくお酒を飲むためのあらゆる豆知識を伝授!

わたしやひろさんがトークを繰り広げるだけではなく、参加されたみなさんのリアクションが化学反応を起こし、新たな発見がたくさん生まれるこちらのイベント。
また、このような機会があればぜひチャレンジしたいと思います♪

2017年になりました

あけましておめでとうございます。
体でお酒を覚えることを目標にした昨年でしたが、その成果か(?)、2017年、早くも二日酔いです。
本年も何卒よろしくお願いいたします!